歯周病で死ぬ!?

成人の約8割が歯周病 といわれる日本人。

けっして、他人事ではないこの病気だが、多くの人が、かなり病状が悪化して、歯がグラグラする、噛んで痛いなどの症状が出るまで、自分が歯周病だとは自覚することは少ない様である。

結果、中高年が歯を失う原因の半分以上は歯周病によることとなる。

歯周病といったって単に口の中だけの病気、死ぬことは無いだろうから。」って、いいのそれで?

「歯周病はとは、細菌の集まりである歯垢(プラーク)から産生される毒素が、歯肉に炎症を起こし、歯肉が腫れて膿んだり、歯を支えている顎の骨を溶かす病気。」

だが、この状態では歯と歯肉の間のポケットと呼ばれる粘膜には無数の小さな潰瘍が形成され、血管がむき出しの状態なので、そこから細菌や毒素が血管を通って全身にばら撒かれ、様々な命にかかわるトラブルを起こすこととなる。


重度の歯周病患者の歯周ポケットの総面積は、手の平ほどの潰瘍ともいわれ、考えてみるとこんなものが体のどこかにあったら、体がおかしくならないわけが無い。

ほおっておくと、歯周病菌が血液中に入り込み、動脈硬化・心筋梗塞・狭心症・脳血栓・脳梗塞・糖尿病・未熟児出産・早産などの問題を引き起こす。

最近では、手足の血管が詰まり、壊死して切断に至る場合もあるバージャー病や、アルツハイマー病との関連も指摘されている。

日本人の死亡原因、1位:ガン、2位:心疾患、3位:脳血管障害、4位:肺炎といわれているが、4位の肺炎においては、95%が65歳以上の高齢者が占め、つまり高齢者の死因の第一位は肺炎ということになるのだが、この肺炎と口腔内細菌との関連は切っても切れない関係にある。
近いうちに日本人の死亡原因1位:ガン、2位:歯周病なんて改正されるかも!?

歯を残した方が良い理由

「脊椎動物では、歯は生命にとって最も本質的な器官であり、歯を見ればその固体の体制のすべてがわかる」(by キュビエ)

■残存歯数が25本以上の人は24本以下の人に比べて、脳梗塞を発症するリスクが有意に低いことを証明した。
米国ハーバード大学医学部のK.J.ジョンプラ氏

■残存歯数20本を境界に、20本以上の群ではそれ未満の群に比べて、冠動脈疾患や循環器疾患の発症につながる「虚血性変化」とされる異常所見の出現頻度が有意に少ないことが示された。
九州歯科大学の高田豊氏ら

○病気別の平均通院日数では、神経系の病気(パーキンソン病、アルツハイマー病など)では、残存歯数20本以上の人が2・17日なのに対し、19本以下の人は3・56日と1・6倍。

○循環器疾患(高血圧、心疾患、脳こうそくなど)でも20本以上が2・46日に対し、19本以下は2・82日と、残った歯が多い人ほど、通院日数が少なく、健康状態の良好さをうかがわせた。

○残存歯数が4本以下の人は、歯科以外の医療費が平均2万6500円だったのに対し、20本以上の人は1万7800円で、歯が多いほど医療費が少ない傾向が見られた。
つまり、残存歯数が多いほど、神経や循環器などの病気で通院する日数が少なく、歯と身体の健康の密接なかかわりが明らかになった。

(兵庫県国民健康保険団体連合会などの調査)






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